フランス赤十字

今日はちょっといつもと違って、タイムリーな話。あまりにも人をバカにした話だったので、
そのことについて。

今日、会社に地方在住の開業医のお医者さんがお客様としてきた。彼女はフランス赤十字でも働いてて、大きな会議などがあるときに、パリに来るそうである。
彼女は、うちのパトロンが人懐っこくて、話しやすいせいか、フランス赤十字の内部事情を少し話していった。
まず1つ目の話は、赤十字の会長(?フランス語ではPresident)の話。
フランスは2003年の夏、40度近い猛暑が続き、15000人が死んだ。ほとんどが老人だったのだが、政府のずさんな対応策の責任を取り、健康衛生省の大臣マテイ氏が辞任した。で、今回うちのお客様がパリに来たのは、新しい赤十字の会長を選ぶ投票をするため。が、しかし彼女は“投票ということにしているけど、実はもう誰か決まっている。それはマテイ氏”と言った。
15000人もの人を見殺しにした人が、人を助ける赤十字に天下りするなんて人をバカにしているとしか言いようが無い。

第2の話は、被災者を助けようとフランスの心優しい人の募金を赤十字の社員が全員着服しているという事。会議に参加した医者たちにも相当な額のボーナスが払われるらしい。
これを聞いて、私はスマトラ沖地震のために募金しようと思っていたが、彼らの懐を喜ばせるために募金はしたくないのでやめた。

第3の話は、赤十字には社員とボランティアの人がいるそうなのだが、ボランティアの人は赤十字の制服を1着22000円くらいで、買わされるそうである。社員はただなのに。
無償で人を助けようとしている人々から、お金を取るなんて私の怒りは頂点に達した。

日本の赤十字はどのようなのかは知らないが、フランスの赤十字は腐ってます。他にも被害者を助ける団体と偽って、お金を集める組織が山ほどあると聞いた。人の不幸を裏で喜んでいる人がいると思うと、なんと言う世の中になってしまったのだと思う。

このような卑劣な話の一方、いい話も聞いた。
それはフランスの国境のない医師団の話。
彼らの代表の会見によると、彼らのところに4百万ユーロの募金があって、今のところ薬や医療品も間に合っているし、行動するのみなので、これから募金しようとしている人は、お金の管理にも困るということで募金しないでください、と発表した。彼らは正直で募金した人、これからしようとしているた人達に大変誠実であった。私は彼らに感動した。本当はこれが当たり前の世界でなければならないのに・・・・・。

今日はまじめな話でごめんなさい。怒りが収まらなかったので書いてしまいました。
最後に心が和む場所、パレ・ロワイヤルのお庭の写真でも添えて気持ちを和ませます・・・・・
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by ireni | 2005-01-13 06:08 | etc.....